日本キリスト教団高砂教会主任牧師の手束正昭師が、聖日礼拝ごとに３年間に亘って語ったヨシュア記の連続説教を「文学としての説教集」としてまとめたのが本書。「語り−聴く説教」と「書き−読む説教」の違いを鑑み、「語り言葉」を「書き言葉」に編集し、さらに文学的趣向凝らすべく、手束師による推敲が重ねられています。
　預言によって「あなたはヨシュアだ。人々を引き連れて、ヨルダン川を渡り、カナンの地に入っていきなさい」と命令された手束師が、自らに「ヨシュアたれ」と言い聞かせてきた結果、いつの間にかヨシュアと同一化し、ヨシュアが同師のアイデンティティーとなったことがこの連続説教が生まれた背景となっています。
　本書を通して日本の教会が強められ、高められ、成長していくことが、著者である手束師の願いであり、何よりの出版の目的です。


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